カリス『流星(りゅうせい)』
鮮烈なブルーが印象的なカリスシリーズ「流星」。
箔入りの釉薬なので、星空のようにきらめくことから、その名を付けました。
ただし箔の入り方はランダム性が強いので、あまり入らない場合も。
しかしながら、これはこれで地中海を思わせるような、混じりの無い青という感じで美しいですね。
単色の器は単体だと間延びしがちですが、流星は表面に貫入が入っているので、そのものでも絵になります。
流星の面白いところは、光の加減によって虹色の燐光を見せること。
かなりシチュエーションが限定されますが、強い逆光が当たる時に斜め〜横目線くらいの高さから見るとこんな反射の仕方をします。(画像はちょっとオーバーに撮っています。)
この現象は釉薬中に含まれる金属質が析出し、表面にごく薄い被膜を張ることで発生します。
虹色に見えるのはシャボン玉と同じ光干渉の原理によって入射光と反射光の色が異なるから。
釉薬が溜まっている濃い部分は顕著に虹色が見えます。
ちなみに陶磁器以外に、ガラスでも同様の現象を起こすことが出来ます。(と言うよりは、ガラス由来の現象。)
さらには含まれている金属によって反射する色や虹彩の出方が変わるので実に奥深い技法だと言えます。
カタログではただの青い器に見えてしまいますが、実はもう一つの顔を持っている美しい一皿。
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