<よくあるご質問>この器って蒸し器に入れても大丈夫ですか?
よくいただくご質問に上のようなものがあります。
スペックに「電子レンジ=〇」といったことも記載してありますが、少し曖昧なのが蒸し器に入れられるのかということ。
この際なので、実際にテストをしてみました。
よく、と言いつつ、ご質問される対象はほぼこの「三つ足茶器」です。
プディングや茶わん蒸し、ちょっとしたスープなどに丁度いいサイズなので、そういったことでご検討いただく際にお聞きになられることが多いようです。
今回は、前面にビシッと釉薬が掛かった「マチエール/ブルー」とマットな質感の「スノーホワイト」を例に、フラン(洋風茶わん蒸し)で実験してみます。
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結論:蒸すことが出来ます。
トップの画像のような蒸し鍋で蒸すこと20分。問題なく蒸せました。
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この器は「磁器」に当たります。レンジも食洗器も対応しているほどなので、蒸しても問題ありません。
やや巣が入りましたが、マットの方も問題なく。
ただし、この用途だとややザラついたマット釉はカトラリーと擦れが生じるかもしれませんので、木のスプーンなどをおすすめします。
ここまでは実際のところ、ある程度結果を予想できていたのですが、もう一つ試したかったのが、この「マットカラーポット」。
マットカラーポットは樹脂胎に塗りを施した「漆器」です。スペック上では電子レンジも食洗器もNGとさせていただいています。これは熱によって変形するリスクがあるからです。
しかしながら、スープなどの熱いものも入れられるこの器、本当に蒸せないのだろうかという疑問を常々感じていました。
結論:蒸すことが出来ます。
曲がったり溶けたりしたらどうしようという不安を抱えつつ、三つ足茶器と一緒に蒸し鍋で蒸してみました。
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結果的には変形したりすることなく、蒸すことが出来ました。デフォルトで蓋が付いているので、使い勝手も良さそうです。
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ただし、何度も繰り返し使うことでダメージが蓄積したりする場合などもありますので、今回1回で対応しているとは言い切れない可能性があります。引き続き検証は続けて参ります。(今のところ、積極的に推奨はいたしません。)
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なお、蒸しのない、例えばパンナコッタのような熱い状態の液を注いで固めるようなものであれば、全く問題ありません。
今回は、「蒸すことが出来るのか」という切り口で磁器、漆器を取り上げましたが、まだまだ他の素材でもやってみないと分からないことが多くあります。
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ぜひ商品に関するご質問がございましたら、お気兼ねなくお寄せください。
出来うる限り、お調べいたします。
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※今回の調理はスタッフが行っておりますので、細かな点はご容赦ください。