『ステンレス箸』シリーズ
少し前に『Tsuru(ツル)』という細い金属箸をご紹介しましたが、今回はその仲間のステンレス箸について触れたいと思います。
以前ご紹介したTsuru(ツル)は「カトラリーと合わせるための金属箸」というコンセプトで作られた商品。
カトラリーと並べた時の「一体としてのバランス」を重視し、野暮ったくならないよう針のように細く作っています。木製箸にも先が細いものはありますが、柄まで細く出来るのは金属ならではと言えます。
しかしながら、この細さ。慣れるまでは少し扱いにくい部分がある、若干上級者向けな側面があるのも事実です。(主観ですが、慣れると狙いが付けやすく、むしろ使いやすく感じます。)
一方で、今回ご紹介する「ステンレス箸」は、より汎用性を高めた設計になっています。
太さは一般的な箸に近く、それでいて中空(中が空洞)なので見た目以上に軽いのが特徴です。木製の箸とほぼ変わらない感覚で使えるので、重さで手が疲れるという心配はないかと思います。
また表面をサラサラなマット仕上げにしてあるので、金属ならではのヒヤッとした冷たさもありません。
ちなみにTsuru(ツル)と比較するとこのぐらいのバランス。
カラーは今のところ3色をラインナップしています。
上からマットブロンズ、ブルーグラデーション、アンティークゴールド。
マットブロンズは今年の新色です。基本的には落ち着いたオレンジに見えますが、若干赤味を感じる角度もあり、ブラウンに近く見えることもあります。白いクロスはもちろん、木目調のインテリアでも合いやすく、シーンを選ばず使いやすい色味かと思います。
下2つのブルーグラデーションとアンティークゴールドは昨年からの継続商品。
ブルーグラデーションはシルバーベースに黄色→水色のトロピカルグラデーションが美しいアイテム。鮮やかではありますが、しっかり金属感があってチープな感じはありません。
アンティークゴールドはブラックメタルに渋い金色が重なる構成。落ち着きがあるので和食器などとも合うかと思います。
お箸=木かプラというイメージが強いですが、「サスティナブル」の観点で考えると、金属製の箸も無視できないアイテム。感染症対策だけを見るなら使い捨てが良いのかもしれませんが、環境問題はコロナの収束を待ってくれるわけではありません。
ミシュラン東京2021から環境基準「グリーンスター」の項目が加わったことも記憶に新しいですが、これからのフードシーンには「持続可能な社会の実現」という目線が必須になってくるものと思います。
「壊れたら買い換える」から「なるべく壊れない、なるべく捨てない」へ。実際に手に持って使われ、料理と違って目に触れ続けるカトラリーや箸は「末端」ではありますが、だからこそそこに垣間見える「お店の姿勢や思い」というものをお客様は良く見ておられます。
是非ご検討の一助にしていただけたら幸いです。
掲載商品は公式オンラインショップでもお求めいただけます。
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